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筍 2012 [食]
今年の筍。
シロタんちは無類の筍好きで、毎年シーズンには食いまくります。
これをシロタ家パンダ化計画といいます(嘘)。今年は8本食いました。
いままでの筍記事 →筍ご飯 →筍尽くし →筍料理ふた品 →今シーズンの筍 →今年も筍


姫皮はたいてい味噌汁とかスープにすることが多い。
今回は和え物もしてみた。茹でた鶏ささみとほうれんそうといっしょにすりごま+梅肉+砂糖+醤油+マヨネーズ。マヨなしでさっぱり仕上げにしたかったんだけど、この筍少しアクが残っちゃってたのでマヨで誤摩化し。


筍ご飯や煮物は毎回定番のお楽しみ。うちの筍ご飯はだし汁で煮て味のしみた筍を炊き込む。水煮筍+塩であっさり炊きでもイケるけど、あらかじめ煮ておいた方がこなれた味になるな。
右は豚入りエビ団子と合わせ、オイスターソースとゴマ油でちょい中華風仕上げの煮物。


炒め物は根元に近いかためのとこをゴマ油とか味噌でがっつりめにやっつける。鶏ハツとネギと細切り筍を味噌味炒め。
右っかわのは味噌キンピラ。細切り筍をゴマ油で炒めて味噌+日本酒+砂糖で炒め煮、ひねりゴマとか七味で仕上げ。次の日の方が味が馴染む。弁当のおかずにも重宝。どっちも飯泥棒なおかず。


みじん切り筍入りの鶏ひき肉団子もつくりおきしとくと超便利。甘辛く煮付けたり、スープや味噌汁にしたり、ほぐして麻婆豆腐やあんかけに使ったり。スープにすんのが一番好きかな。
右っかわのは茶碗蒸し。筍の根元んとこ、みじん切りにしてもまだ繊維が残るくらい固いとこを、すりおろして水にとって煮て濾してダシをとんの。で、冷まして+鶏がらスープ+卵で蒸し。スープ合わせた段階では結構筍ダシ主張してたのに、卵合わさるとおとなしめな旨味に引っ込むのねーびっくり。筍入ってんのかどうかわかんないくらいに仕上がっちゃったぜ。卵ってすごい。


筍クリーム煮。タマネギといっしょに軽く炒めて塩コショウ+生クリームで軽く煮て、仕上げにバルサミコ酢ちょい垂らし。生クリームは乳脂肪由来のやつをつかったほうがウマいです。クリーム系の味付けは個人的には飽きがきやすいので、酸味で味を締める仕上げにすることが多いかな。最後にちょろっとワインビネガーとかね。レモンでもよいです。
右っかわのはリンプウ炊きもどき。「おせん」に干し大根のダシで煮て味噌で仕立てるリンプウ炊きつー煮物が出てくんのね。ふーんと思って切り干し大根でやってみまちた。やってみたら、大根ダシつええ!筍のエグみつーか出過ぎたところがしゅーんて引っ込む。大根が強過ぎるくらいだったかも。田舎味噌で仕上げちゃったけど、本では白味噌で仕上げることになってる。あーなるほどこれは白味噌のほうが合いそう。
夫に「飽きない?」と聞いたら「全然飽きない」とのことなんだけど、あんまり食い過ぎてアレルギーとか発症したら不幸なのでこのへんでシーズンオフとします。つか、わたしが飽きた。さすがに。
シロタんちは無類の筍好きで、毎年シーズンには食いまくります。
これをシロタ家パンダ化計画といいます(嘘)。今年は8本食いました。
いままでの筍記事 →筍ご飯 →筍尽くし →筍料理ふた品 →今シーズンの筍 →今年も筍


姫皮はたいてい味噌汁とかスープにすることが多い。
今回は和え物もしてみた。茹でた鶏ささみとほうれんそうといっしょにすりごま+梅肉+砂糖+醤油+マヨネーズ。マヨなしでさっぱり仕上げにしたかったんだけど、この筍少しアクが残っちゃってたのでマヨで誤摩化し。


筍ご飯や煮物は毎回定番のお楽しみ。うちの筍ご飯はだし汁で煮て味のしみた筍を炊き込む。水煮筍+塩であっさり炊きでもイケるけど、あらかじめ煮ておいた方がこなれた味になるな。
右は豚入りエビ団子と合わせ、オイスターソースとゴマ油でちょい中華風仕上げの煮物。


炒め物は根元に近いかためのとこをゴマ油とか味噌でがっつりめにやっつける。鶏ハツとネギと細切り筍を味噌味炒め。
右っかわのは味噌キンピラ。細切り筍をゴマ油で炒めて味噌+日本酒+砂糖で炒め煮、ひねりゴマとか七味で仕上げ。次の日の方が味が馴染む。弁当のおかずにも重宝。どっちも飯泥棒なおかず。


みじん切り筍入りの鶏ひき肉団子もつくりおきしとくと超便利。甘辛く煮付けたり、スープや味噌汁にしたり、ほぐして麻婆豆腐やあんかけに使ったり。スープにすんのが一番好きかな。
右っかわのは茶碗蒸し。筍の根元んとこ、みじん切りにしてもまだ繊維が残るくらい固いとこを、すりおろして水にとって煮て濾してダシをとんの。で、冷まして+鶏がらスープ+卵で蒸し。スープ合わせた段階では結構筍ダシ主張してたのに、卵合わさるとおとなしめな旨味に引っ込むのねーびっくり。筍入ってんのかどうかわかんないくらいに仕上がっちゃったぜ。卵ってすごい。


筍クリーム煮。タマネギといっしょに軽く炒めて塩コショウ+生クリームで軽く煮て、仕上げにバルサミコ酢ちょい垂らし。生クリームは乳脂肪由来のやつをつかったほうがウマいです。クリーム系の味付けは個人的には飽きがきやすいので、酸味で味を締める仕上げにすることが多いかな。最後にちょろっとワインビネガーとかね。レモンでもよいです。
右っかわのはリンプウ炊きもどき。「おせん」に干し大根のダシで煮て味噌で仕立てるリンプウ炊きつー煮物が出てくんのね。ふーんと思って切り干し大根でやってみまちた。やってみたら、大根ダシつええ!筍のエグみつーか出過ぎたところがしゅーんて引っ込む。大根が強過ぎるくらいだったかも。田舎味噌で仕上げちゃったけど、本では白味噌で仕上げることになってる。あーなるほどこれは白味噌のほうが合いそう。
夫に「飽きない?」と聞いたら「全然飽きない」とのことなんだけど、あんまり食い過ぎてアレルギーとか発症したら不幸なのでこのへんでシーズンオフとします。つか、わたしが飽きた。さすがに。
タグ:筍
「Pina / ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」 [映画]
→公式webサイト(予告篇がはじまります)




凄かった。鳥肌。
身体表現てクるときにはすごいとこにクるね。
ピナ・バウシュという人の舞踏は全然知らなかったのだけど、いわゆるヒップホップダンスみたいな、音楽のリズムに添った動きの快感ではなくって、むしろそういう快感を否定するみたいだった。
ていうか、普段TVとかで目にするダンスの類は音消したら観てらんなくなる、つまり実はダンスじゃなくて音楽を観てるのかもしれない、と気づいた。
で、そういう音楽の快楽じゃなくって、純化された肉体の官能・モーションの快感(あるいは不快感)、みたいなものが圧倒的に迫ってくる。
ただキレイとかカッコいいとかではなく、もっと生々しく匂ってくるようで、なんかこう気圧されるというか、嫌悪すれすれみたいなとこもありつつ。
快とか不快とかおもしろいとかおもしろくないとか超えて、目が離せない。
観てる間中、なんか泣きそうになってた。
中腰の姿勢から片方のかかとを、くっ、とあげる、ただそんだけの動きに、背筋がざわーっと痺れてみたり、ほんの小さな動作ひとつにハッとさせられる。
または、繰り返し反復される動作に耐えられなくなりそうで、きーって叫んで殴りかかって止めたくなる。
もしくは、水や土を浴びてまみれるような激しい動作に、その激しさとは裏腹な、素朴で暖かな充実感・静かな充足を感じたり。
観ていて、泣きたいような、叫びたいような、誰かにしがみつきたいような、狂おしい衝動がこみあげてきて、なんかもう大変だった。
あーもー忙しい忙しい@自分内w。
舞台の演出そのままの場面だけでなく、合間に挟まって、街とか森とか工場とか舞台以外の風景を背景にダンサーが演技する場面があって、それがまたキいてくる。
舞台じゃない、観ている側の生活の場面にも重なるような一般の市街・そこいらの風景に、およそ一般的ではなく日常的でない動きをする人が配される。
その動きに呼び起こされる身体、その息づかいや佇まい、それが自分の体にも息づいていることが思い起こされる。
自分は観ているだけの観客ではない。っていうかな。
自分も動いている、踊っている、生きている、その体。と気づかされる。
また、演じたダンサーの肖像が、句読点を打つみたいに挿入されるんだけど、この佇まいがまたイイ。
ヘンな言い方だけど、どの人もダンサーっぽくない。そこいらに居そうなフツーな感じ、佇まい。
普段の生活の中での悩みとか喜びとか、そういう思いが全部込みでその人である、そのままの感じが滲み出るような。
舞台の場面でもそうなんだけど、規格の整ったピカピカ優等生ダンサーって感じじゃない。
年齢も体格も人種もさまざまな人が、それぞれの人生をそのまま背負ってる。
3Dで観たけど、その効果のほどはよくわかんない。
別に3Dじゃなくてもキそうな気がする。
いいもの観た。




凄かった。鳥肌。
身体表現てクるときにはすごいとこにクるね。
ピナ・バウシュという人の舞踏は全然知らなかったのだけど、いわゆるヒップホップダンスみたいな、音楽のリズムに添った動きの快感ではなくって、むしろそういう快感を否定するみたいだった。
ていうか、普段TVとかで目にするダンスの類は音消したら観てらんなくなる、つまり実はダンスじゃなくて音楽を観てるのかもしれない、と気づいた。
で、そういう音楽の快楽じゃなくって、純化された肉体の官能・モーションの快感(あるいは不快感)、みたいなものが圧倒的に迫ってくる。
ただキレイとかカッコいいとかではなく、もっと生々しく匂ってくるようで、なんかこう気圧されるというか、嫌悪すれすれみたいなとこもありつつ。
快とか不快とかおもしろいとかおもしろくないとか超えて、目が離せない。
観てる間中、なんか泣きそうになってた。
中腰の姿勢から片方のかかとを、くっ、とあげる、ただそんだけの動きに、背筋がざわーっと痺れてみたり、ほんの小さな動作ひとつにハッとさせられる。
または、繰り返し反復される動作に耐えられなくなりそうで、きーって叫んで殴りかかって止めたくなる。
もしくは、水や土を浴びてまみれるような激しい動作に、その激しさとは裏腹な、素朴で暖かな充実感・静かな充足を感じたり。
観ていて、泣きたいような、叫びたいような、誰かにしがみつきたいような、狂おしい衝動がこみあげてきて、なんかもう大変だった。
あーもー忙しい忙しい@自分内w。
舞台の演出そのままの場面だけでなく、合間に挟まって、街とか森とか工場とか舞台以外の風景を背景にダンサーが演技する場面があって、それがまたキいてくる。
舞台じゃない、観ている側の生活の場面にも重なるような一般の市街・そこいらの風景に、およそ一般的ではなく日常的でない動きをする人が配される。
その動きに呼び起こされる身体、その息づかいや佇まい、それが自分の体にも息づいていることが思い起こされる。
自分は観ているだけの観客ではない。っていうかな。
自分も動いている、踊っている、生きている、その体。と気づかされる。
また、演じたダンサーの肖像が、句読点を打つみたいに挿入されるんだけど、この佇まいがまたイイ。
ヘンな言い方だけど、どの人もダンサーっぽくない。そこいらに居そうなフツーな感じ、佇まい。
普段の生活の中での悩みとか喜びとか、そういう思いが全部込みでその人である、そのままの感じが滲み出るような。
舞台の場面でもそうなんだけど、規格の整ったピカピカ優等生ダンサーって感じじゃない。
年齢も体格も人種もさまざまな人が、それぞれの人生をそのまま背負ってる。
3Dで観たけど、その効果のほどはよくわかんない。
別に3Dじゃなくてもキそうな気がする。
いいもの観た。
旬の春巻 [食]
ふきのとうの天ぷらが食べたくなって、で、わたしは天ぷら苦手なんすよ。つか、揚げ物全般が苦手。衣はがれたり焦げたり、後片付けも面倒だし、そもそも油をたっぷり使うのが勿体なくて気がひける←ケチ。
で、土屋敦さんのレシピにこーいうのがあるのね。→天ぷらに負けない「旬の春巻き」
天ぷらコロモ代わりに、春巻きの皮でふきのとうなど野菜を包んで揚げちゃう、ていうのをやってみました。
ふきのとうの他にも、舞茸、人参、いんげん、ブロッコリでお試し。
確かに、コロモが剥がれたりばらばらになったりしないので揚げやすい。油も汚れづらいし。
揚げたては皮サクサクぱりぱり、野菜はホクホクでウマいです。
ただしこれ、冷めるとOUTでした。春巻の皮がじっとり重く野菜もべちゃっとして、歯応えがぐにゃ〜と壊滅的。
超揚げたてに限り推奨。絶対冷ますな!
ついでに、餡でまとめた具入りの春巻もつくったんだけど餡がゆるかったらしく、皮から餡が洩れ出して油がハねるハねる。ハンパにとろみのある熱ッツアツの餡と熱ッツアツの油が連弾で小爆発、もー大変だった。
やっぱり揚げ物は苦手だわー。
↑この本にもレシピあり。この人の料理、センスいい。
「アギーレ〜神の怒り」「フィツカラルド」 [映画]
毎度ひいきの早稲田松竹にて二本立て。
この2本を続けて観られたのはよかった。
どっちも南米のジャングルが舞台でクラウス・キンスキーが主役なのが共通するだけでなく、テーマが近接してる感じ。
裏表つーか明暗ていうか、「アギーレ」→陰、「フィツカラルド」→陽、みたいな。
「アギーレ〜神の怒り」
大航海時代の南米が舞台。
初っぱなから、すんごい山道を甲冑姿のスペイン人+先住民族の奴隷がぞろぞろ行軍する。
ハンパない山道だし、ジャングルの樹木は豪快に繁茂してて盛大に歩きづらそうなのに、軍隊だけでなく、スペイン人が連れてきてる娘とか愛人とか、いかにも高貴な女性たちが場違いなドレス着て輿に乗っけられてえっちらおっちら運ばれてたりして、その場面がけっこう長々続く。
これだけでも、きみらアホですか、て言いたくなるけども、まあそれは現代から見ての感覚なのかもね。
しかし、道は険しいし川の水でビタビタだし食糧も尽きてきたしエルドラドは見つからねーし、で、別動隊を組織してエルドラド探してこい、ってその別動隊の副隊長がアギーレさん。
その後、川が荒れたり先住民族に襲われたり食い物も乏しく、どんどん状況は厳しくなるにつけ、アギーレがおかしくなってくる。
いきなり隊長にぶっ放し謀反り、スペインから離脱してエルドラド新帝国つくっちゃうぜとか言い出して大暴走。
上述の、きみらアホですか、な感じが、どんどこ増大してく。
現代人から見て当時の人たちの習慣とかがヘンに感じる、ていうのではなく、明らかに、エルドラドとかそんなもんオマエの脳内にしかねーわ目ぇ醒ませやあんたアホですか、的なヘンさ・狂ってる感。
特に、アギーレ(クラウス・キンスキー)の顔、薄い目の色とかパーツのデカい顔立ちとかが迫力で、イッちゃってヤバい人全開な表情がすごい。
でもってしまいには、森ん中から姿の見えない先住民の毒矢がひゅんひゅん飛んできてざくざくヤられ、熱病が発生し皆さん息絶え絶え、アギーレの娘もざくっとヤられ、アギーレだけがしょぼい筏の上で俺は怒る神だ、と猛る。 なんでかいきなりリスザル大量発生してみたり。実は死んでんのに気づいてないアギーレ、とかそういうふうにも見えた。
すごい迷惑で凶暴なアホの話。
「フィツカラルド」
こっちも盛大な“あんたアホですか”な映画。
ただ、「アギーレ」の“あんたアホですか”が、ヤバい人に対する恐怖・忌避だとしたら、「フィツカラルド」のそれは愛すべき変人に対する好意・称賛みたいな感じ。
19世紀半ばくらいかな、南米の植民地の話。
フィツカラルドはオペラ狂いで、いずれ金持ちになって開拓地にオペラハウスをつくるぜ、ていうドリーム全開な山師。
デカい商売に手を出すも失敗して破産したりしてて、周囲はハイハイワロスワロスでスルー気味。
フィツカラルドは愛人に金借りて船を買い、天然ゴムで一発当てようと、それまで条件が悪くて誰も手を出さなかった土地に向かう。
で、生産したゴムを運搬するために? 越えたとこでゴム生産するために?(このへんちょっとよくわかんなかった)、船を引っ張りあげて山を越える、ていうトンデモな難事業に挑む。
言葉や文化習慣が違っててよくわかんない先住民たちがよくわかんないけどなんか理由があるらしく手を貸してくれて、木を斬って山を崩して滑車で引いて船が山登り。
船って、ヨットとか小型クルーザーみたいなんじゃなく、全長30mくらい(もっと?)はあんのかなあ、フツーにデカいのな。
そんな船が斜めに傾いてじわじわ上がってくる with 船のてっぺんに据えた蓄音機からオペラ大絶唱ていう、むちゃくちゃな画ヅラ。
本当に本気で木斬ってダイナマイトで砕破して、人力でロープをぐりぐり引いて引き上げちゃうんすよ。この場面はドキュメンタリみたいなリアル感。
手を貸してくれる先住民sが徹底して他者で、まるで訳がわからない。
何いってるかわからないし、どういう反応をするかまるでわからない。怒ってんだか納得してんだかもわからない。
急に居なくなってみたりまた戻ってきたり、まる二日も川を見つめ続けてみたり、普段赤く塗っている化粧を黒い戦化粧にしたり。
で、そのことについていっこも説明なし。わかんないまんま。
そういう感じ、すんごくおもしろかった。
どうにかこうにか山越え敢行、大金持確定かと思われたときに、先住民sにより船は急流に突っ込んで損傷。商売は失敗。
フィツカラルドはなけなしの金はたいて、オペラ歌手&演奏者を都市から呼ぶ。
損傷して傾いた船の上でのオペラ(「清教徒」ていう演目らしい)、ボロボロのスーツの上から燕尾服ひっかけて上等の葉巻ふかしつつ佇むフィツカラルド。
この場面がクる。ジーンと胸アツ。
フィツカラルドは赤い天鵞絨張りの椅子を注文したんだけど、それが豚のため、ってのがくだらなくってイイ。成し遂げたことが立派じゃないとこが偉い。
キーキー鳴くちっさい黒豚が天鵞絨の椅子にちまっと収まって仰々しいオペラを聴く、ていう画ヅラを想像するだけでアホ楽しい。
なんてラブリーなアホであることか(詠嘆)
というわけで、
傍迷惑で凶暴で最悪迷惑なヤバさ極まるアホの話→「アギーレ〜神の怒り」
と、
傍迷惑で最悪迷惑なんだけどなんか憎めないアホの話→「フィツカラルド」
でした。
けっこう紙一重なんだけどね。その紙一重の差がデカいんだろうなー。
この2本を続けて観られたのはよかった。
どっちも南米のジャングルが舞台でクラウス・キンスキーが主役なのが共通するだけでなく、テーマが近接してる感じ。
裏表つーか明暗ていうか、「アギーレ」→陰、「フィツカラルド」→陽、みたいな。
「アギーレ〜神の怒り」
大航海時代の南米が舞台。
初っぱなから、すんごい山道を甲冑姿のスペイン人+先住民族の奴隷がぞろぞろ行軍する。
ハンパない山道だし、ジャングルの樹木は豪快に繁茂してて盛大に歩きづらそうなのに、軍隊だけでなく、スペイン人が連れてきてる娘とか愛人とか、いかにも高貴な女性たちが場違いなドレス着て輿に乗っけられてえっちらおっちら運ばれてたりして、その場面がけっこう長々続く。
これだけでも、きみらアホですか、て言いたくなるけども、まあそれは現代から見ての感覚なのかもね。
しかし、道は険しいし川の水でビタビタだし食糧も尽きてきたしエルドラドは見つからねーし、で、別動隊を組織してエルドラド探してこい、ってその別動隊の副隊長がアギーレさん。
その後、川が荒れたり先住民族に襲われたり食い物も乏しく、どんどん状況は厳しくなるにつけ、アギーレがおかしくなってくる。
いきなり隊長にぶっ放し謀反り、スペインから離脱してエルドラド新帝国つくっちゃうぜとか言い出して大暴走。
上述の、きみらアホですか、な感じが、どんどこ増大してく。
現代人から見て当時の人たちの習慣とかがヘンに感じる、ていうのではなく、明らかに、エルドラドとかそんなもんオマエの脳内にしかねーわ目ぇ醒ませやあんたアホですか、的なヘンさ・狂ってる感。
特に、アギーレ(クラウス・キンスキー)の顔、薄い目の色とかパーツのデカい顔立ちとかが迫力で、イッちゃってヤバい人全開な表情がすごい。
でもってしまいには、森ん中から姿の見えない先住民の毒矢がひゅんひゅん飛んできてざくざくヤられ、熱病が発生し皆さん息絶え絶え、アギーレの娘もざくっとヤられ、アギーレだけがしょぼい筏の上で俺は怒る神だ、と猛る。 なんでかいきなりリスザル大量発生してみたり。実は死んでんのに気づいてないアギーレ、とかそういうふうにも見えた。
すごい迷惑で凶暴なアホの話。
「フィツカラルド」
こっちも盛大な“あんたアホですか”な映画。
ただ、「アギーレ」の“あんたアホですか”が、ヤバい人に対する恐怖・忌避だとしたら、「フィツカラルド」のそれは愛すべき変人に対する好意・称賛みたいな感じ。
19世紀半ばくらいかな、南米の植民地の話。
フィツカラルドはオペラ狂いで、いずれ金持ちになって開拓地にオペラハウスをつくるぜ、ていうドリーム全開な山師。
デカい商売に手を出すも失敗して破産したりしてて、周囲はハイハイワロスワロスでスルー気味。
フィツカラルドは愛人に金借りて船を買い、天然ゴムで一発当てようと、それまで条件が悪くて誰も手を出さなかった土地に向かう。
で、生産したゴムを運搬するために? 越えたとこでゴム生産するために?(このへんちょっとよくわかんなかった)、船を引っ張りあげて山を越える、ていうトンデモな難事業に挑む。
言葉や文化習慣が違っててよくわかんない先住民たちがよくわかんないけどなんか理由があるらしく手を貸してくれて、木を斬って山を崩して滑車で引いて船が山登り。
船って、ヨットとか小型クルーザーみたいなんじゃなく、全長30mくらい(もっと?)はあんのかなあ、フツーにデカいのな。
そんな船が斜めに傾いてじわじわ上がってくる with 船のてっぺんに据えた蓄音機からオペラ大絶唱ていう、むちゃくちゃな画ヅラ。
本当に本気で木斬ってダイナマイトで砕破して、人力でロープをぐりぐり引いて引き上げちゃうんすよ。この場面はドキュメンタリみたいなリアル感。
手を貸してくれる先住民sが徹底して他者で、まるで訳がわからない。
何いってるかわからないし、どういう反応をするかまるでわからない。怒ってんだか納得してんだかもわからない。
急に居なくなってみたりまた戻ってきたり、まる二日も川を見つめ続けてみたり、普段赤く塗っている化粧を黒い戦化粧にしたり。
で、そのことについていっこも説明なし。わかんないまんま。
そういう感じ、すんごくおもしろかった。
どうにかこうにか山越え敢行、大金持確定かと思われたときに、先住民sにより船は急流に突っ込んで損傷。商売は失敗。
フィツカラルドはなけなしの金はたいて、オペラ歌手&演奏者を都市から呼ぶ。
損傷して傾いた船の上でのオペラ(「清教徒」ていう演目らしい)、ボロボロのスーツの上から燕尾服ひっかけて上等の葉巻ふかしつつ佇むフィツカラルド。
この場面がクる。ジーンと胸アツ。
フィツカラルドは赤い天鵞絨張りの椅子を注文したんだけど、それが豚のため、ってのがくだらなくってイイ。成し遂げたことが立派じゃないとこが偉い。
キーキー鳴くちっさい黒豚が天鵞絨の椅子にちまっと収まって仰々しいオペラを聴く、ていう画ヅラを想像するだけでアホ楽しい。
なんてラブリーなアホであることか(詠嘆)
というわけで、
傍迷惑で凶暴で最悪迷惑なヤバさ極まるアホの話→「アギーレ〜神の怒り」
と、
傍迷惑で最悪迷惑なんだけどなんか憎めないアホの話→「フィツカラルド」
でした。
けっこう紙一重なんだけどね。その紙一重の差がデカいんだろうなー。
豆mgmg [食]
昨年あたりから豆に凝り出して、よく食べる。
ただ、五目豆とか甘じょっぱい煮物系の味付けはすぐ飽きるみたい。
なので、塩コショウとか酢醤油とかトマト煮込みとか酸っぱしょっぱ辛い味付けでもりもり丼食い。
乾豆は一晩水に浸けといて膨らんだやつ(この状態がぷりぷりで超かわいい)を浸けた水ごと鍋にかけて茹で上げる。30分くらいかな。
以前は魚柄仁之助流の魔法瓶+熱湯で戻してたんだけど、水戻しのほうがウマい気がすんのよ。干し椎茸とかも水で戻す方がウマいじゃない? 気のせいかな。まああと、段取り組むのに慣れると水戻しも熱湯戻しも手間はたいして変わんないのよな。
うちにはないけど、圧力鍋でやると超っ早だそうな。イモートが「花豆よ、大豆よ、オマエらがどんなに頑張ってもムダ ムダ ムダ ムダ ムダ ムダァーー」って豆相手にジョジョ風味な勝利宣言しとった。
茹で上がったヤツを冷凍しとくこともできるので、まとめ茹でして小分け冷凍すると便利。
茹で汁もイイだしになるんで捨てない。大豆の茹で汁で味噌汁にすると甘くてウマい。味噌と合わないはずないもんね。


ここ最近のお気に入り、山形の枝豆“秘伝”の乾豆。浦和のヨーカ堂前に梅田屋っていう品揃えが素晴らしい八百屋があって、そこ行くたびに入手。超うまい。茹でたての熱いうちに濃いめの鰹だし+酢+醤油にぶっこんでひたし豆に。


これも大豆の類。戸隠の道端の野菜販売所で入手。ドライトマトとタマネギとレンズ豆といっしょに塩味炒め。レンズ豆がこれまた濃い旨味がありますよな。肉要らず。


これ“秘伝”だったかな。大豆を豚バラタマネギドライトマト昆布と一緒に塩味煮込み。
右側のはひよこ豆とくるみをすりゴマ+塩+レモンで和えたやつ。土屋敦の「ウケる一皿」て本のレシピから。ほんとは白ゴマでつくるんだけど黒ゴマしかなかったもんで見た目がアレだけど、シンプルでぱっくぱくイケる。

今年の正月に初めて黒豆煮たら超ウマくて、何度もお代わりを煮た。しかし意外と難しいね黒豆。煮上がった段階では柔らかくってしわもないのに、砂糖加えると固くなって表面にもしわがよっちゃう。
固めの歯応えあるやつ好きだからそれはそれでいいんだけど、どうやったらふっくら煮上がんのかなー。
あとね、超おすすめなのが茹で大豆をニンニクみじん切り+細切れベーコン+塩+黒胡椒で炒めただけのやつ。黒胡椒どっさりキかして塩味もしっかりめにするとよいね。
茹で大豆+しょうゆ+ちりめんじゃこ+ゴマ油で炒め煮、ってのもイケます。丼食い。
ただ、五目豆とか甘じょっぱい煮物系の味付けはすぐ飽きるみたい。
なので、塩コショウとか酢醤油とかトマト煮込みとか酸っぱしょっぱ辛い味付けでもりもり丼食い。
乾豆は一晩水に浸けといて膨らんだやつ(この状態がぷりぷりで超かわいい)を浸けた水ごと鍋にかけて茹で上げる。30分くらいかな。
以前は魚柄仁之助流の魔法瓶+熱湯で戻してたんだけど、水戻しのほうがウマい気がすんのよ。干し椎茸とかも水で戻す方がウマいじゃない? 気のせいかな。まああと、段取り組むのに慣れると水戻しも熱湯戻しも手間はたいして変わんないのよな。
うちにはないけど、圧力鍋でやると超っ早だそうな。イモートが「花豆よ、大豆よ、オマエらがどんなに頑張ってもムダ ムダ ムダ ムダ ムダ ムダァーー」って豆相手にジョジョ風味な勝利宣言しとった。
茹で上がったヤツを冷凍しとくこともできるので、まとめ茹でして小分け冷凍すると便利。
茹で汁もイイだしになるんで捨てない。大豆の茹で汁で味噌汁にすると甘くてウマい。味噌と合わないはずないもんね。


ここ最近のお気に入り、山形の枝豆“秘伝”の乾豆。浦和のヨーカ堂前に梅田屋っていう品揃えが素晴らしい八百屋があって、そこ行くたびに入手。超うまい。茹でたての熱いうちに濃いめの鰹だし+酢+醤油にぶっこんでひたし豆に。


これも大豆の類。戸隠の道端の野菜販売所で入手。ドライトマトとタマネギとレンズ豆といっしょに塩味炒め。レンズ豆がこれまた濃い旨味がありますよな。肉要らず。


これ“秘伝”だったかな。大豆を豚バラタマネギドライトマト昆布と一緒に塩味煮込み。
右側のはひよこ豆とくるみをすりゴマ+塩+レモンで和えたやつ。土屋敦の「ウケる一皿」て本のレシピから。ほんとは白ゴマでつくるんだけど黒ゴマしかなかったもんで見た目がアレだけど、シンプルでぱっくぱくイケる。

今年の正月に初めて黒豆煮たら超ウマくて、何度もお代わりを煮た。しかし意外と難しいね黒豆。煮上がった段階では柔らかくってしわもないのに、砂糖加えると固くなって表面にもしわがよっちゃう。
固めの歯応えあるやつ好きだからそれはそれでいいんだけど、どうやったらふっくら煮上がんのかなー。
あとね、超おすすめなのが茹で大豆をニンニクみじん切り+細切れベーコン+塩+黒胡椒で炒めただけのやつ。黒胡椒どっさりキかして塩味もしっかりめにするとよいね。
茹で大豆+しょうゆ+ちりめんじゃこ+ゴマ油で炒め煮、ってのもイケます。丼食い。
タグ:豆
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