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「夢を見る人」橋本みつる [書籍]




雑誌に載った漫画は必ず単行本になるもんだと思ってた。
そんな訳ないんだけど、単行本になるくらいのページ数はゆうにたまっていたはずなんだがな。

白泉社「花とゆめ」は、’80〜’90年代、少女誌のくせに学園恋愛ものだけにおさまらず、結構ハードなSFやら歴史ものやら伝奇ものなんかもヘーキで載せていた。
マーケティングに頼らずに、編集者が「おもしろい!」と感じた漫画を載せる、正統でアグレッシブな編集方針だったんだろうなーと推測する。
その白泉社をして、単行本を出さしめない橋本みつる。シロタは漫画に関してはなかなか目利きを自負していて、そのシロタが見込んだ橋本みつる。ソニーマガジンズ、新書館を渡り歩く橋本みつる。
嗚呼!(悲哀)

というわけで、雑誌掲載時から9年経って、ようやく出版された単行本なのです。
絵はあんまりうまくないし、ストーリーにぐいぐい引き込まれる、って感じではないんだけど、センシティヴでリリカルでセンチメンタルな心情描写が炸裂していて、しかもそれがイタ恥ずかしくない。

センシティヴでリリカルでセンチメンタルだよ?! シロタが認定するところの三大イタ恥ずかしい感情じゃないですか! たいていは「うぎゃああああああ」って悲鳴をあげるような恥ずかしいシロモノになっちゃうもんですよ。
それが、こうも純粋に無防備に完璧に描かれているとなると、降参です。きゅう。

収録作品
「夢を見る人」
憧れの人が、本当に憧れの姿のまま、手の届かない眩しさで居てくれる、その喜びと切なさ。

「犬けが」
大けがじゃなくて「犬」で正しいの。犬にかまれるみたいに起こる出来事。動物的で生々しくて、それでいてエグくない、純粋な心情描写。

「おとなしかったのに」
子どもっぽいと侮られがちな感情を全面肯定。

「人体星月夜」
これを9年待ってました(涙)。説明不能。思い入れ強過ぎて何かいていいかわからん。

DANCE AWAY
恋心全面肯定。


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