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「中国民間美術全集」5穿載編◉服飾巻(上) [書籍]

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山東教育出版社・山東友誼出版社、刊行。
もう10年以上前にブックフェアで入手した中国の書籍。たぶん、日本で翻訳刊行する出版社を探してたんじゃないかな。

全14巻の全集のうちの一冊。
漢文なんでよくわかんないけど他の巻もおもしろそうだった。8巻の工具編、13巻の玩具編とか。
とりあえず服飾編の下巻くらいは入手しとけばよかったかな。

いわゆる民族衣装や装身具の美麗で豪華な図版が満載。大喜び。
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刺繍とか織りとか飾りの細工とか文様とか色づかいとか、スゴい。迫力。
思うに、これらの装飾のくふうは、手仕事に由来するんだと思う。
机上でデザイン画をひくのではなくって、端切れを組み合わせたり綻びをつくろったりしながら、手仕事と同時に生まれてくるんじゃないかな。手で考えるっていうか。

これらの民族衣装はハレの日の盛装もあるけれど、ほとんどは日常着。畑仕事したりするときも、みんな綺麗に着飾る。動きづらくても着飾る。
人とは身を飾ることにものすっごい情熱を傾けることよなあ、としみじみ慨嘆。

服なんて着られればいいじゃないか、という人はナニカから目を逸らしてる、と思う。
何故にかと言えば、こーいう人は、着られればなんでもいい、といいつつ、実はなんでもいいわけではないから。なんでもいいなら、蛍光色のピタピタのスパンデクスとかを着るかというと、いや、それはちょっと、もっとフツーの、さあ。とか言う。
こういう人が着たい服は、あんまり頑張ってるふうじゃなく、でもさりげなく似合っててそこはかとなくオシャレで、でもさりげないから突飛に目立ったりはしない、あんまり考えないでさらっと着られる、かつ、お求めやすい値段の服ていう、実はオシャレ上級者がこなしている感じのとんでもなく要求の高い服装だったりする。フツーにオシャレっていうのは、めちゃくちゃ難易度が高いよ。そういうのを、まったく本人の努力とか研鑽もなしに、しかもお安く要求するというのは怠惰にも程があろうよ、いけ図々しい、とわたしは思う。
で、そーいう人を購買層に狙っているのがユニクロで、わたしがユニクロ嫌いなのは、そういう、怠惰な人々御用達の店って感じがするから。

そういう人は、こういう世界(民族衣装とか、美術工芸品的な)を自分にはカンケーない世界、と思うのかなあ。
実はこういう世界にこそ、文化とか芸術への、素朴で強烈な欲求があらわれてるんじゃないか。
着飾りたい。美しく装いたい。
そういう素朴な気持ちに素直だから、綺麗なものをつくるんだと思う。

着飾るのはよいことだし、オシャレは喜びなんだぜ。
もっと着ることを楽しもうじゃないか。


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コメント 2

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風信子

はじめまして。風信子と申します。
私もロメオ・ジリが好きで、
ロメオ・ジリでググっていた時にこちらに初めてお邪魔しました。
そこでいろいろなタグがあるのを見つけてこちらの日記を拝見しました。

私も民族衣装が大好きです。
中国の山岳民族の人たちの衣装だとか、とてもきれいですよね。
ペルーの女性たちの、ふっくらふくらんだスカートに、
あの黒い山高帽という組み合わせも大好きです。

しかも本当にそれが日常着なんですよね。

おしゃれだなあと思います。
by 風信子 (2010-09-19 21:52) 

シロタ


風信子さん、はじめまして。コメントありがとうございます。

ロメオ・ジリもジ・ジリも、色や素材やシルエットなどに東洋的な要素があって、日本人によく似合う衣服だと思ってたんですが、撤退してしまって残念です。


ペルーの女性、そもそもは男性の山高帽をすっかり着こなしてるんですよね。お下げ髪がまたよく似合ってて小粋ですよね。
インドのサリー姿は女性の体のラインを非常に優美に見せ、アフリカの大胆なプリントの色鮮やかな衣服は黒い肌に映えて最高にかっこいいし、それぞれの民族が一番よく似合う装いを追求した文化なんでしょうね。

素敵ですよね。

by シロタ (2010-09-21 14:10) 

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