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「RETURN」おおたか静流 [音楽]

おおたか静流の2枚目のアルバムにあたる。
1枚目が「REPEAT PERFORMANCE」で、この人の代表曲とされる喜納昌吉の「花―すべての人に花を―」のカバーをはじめ、「アカシアの雨がやむとき」「夜来香」「ゴンドラの唄」などなど、昭和の名曲が、楽曲や作詞作曲者や歌手へのリスペクトに満ち満ちてREPEAT PERFORMANCEされた訳なのだけど、続くこの「RETURN」では、静流ちゃん作の楽曲も含め、より静流カラーがはっきり打ち出されてる感じ。



春は萌え 作詞:おおたか静流/作曲・編曲:周防義和
多重録音が駆使されて、多彩で鮮やかな静流ヴォーカルがめくるめく。透明感のあるコーラスの和音が空間的な広がりを感じさせつつ、艶やかで雅な歌詞世界と相まって春の花々が萌え出す高揚感が鮮烈に広がり、ひたすら快い。悦びに満ちた慶祝の歌声。春はコレだ。

地球はメリーゴーランド 作詞:山下路夫/作曲:日高富明/編曲:Edison
ビミョーな歌詞とか楽曲は凡庸な気がするんだけど、サビんとこの静流ヴォーカルの高音域やバックコーラスの和音が気持ちいい。

誘い 作詞:おおたか静流/作曲:J. Brahms/編曲:加藤みちあき
ブラームスの子守唄のメロディに静流ちゃん作詞。シンプルで素直な言葉が無理なく楽曲に馴染んでて、囁くように優しい歌唱が柔らかい印象。でも芯は強い感じの。

Return 作詞・作曲:松宮恭子/編曲:岩本正樹
みんなのうたっぽいお行儀いい感じの楽曲。

苦しむために 生まれたんじゃない
愛を 心に 受けとるためさ

おいでよ おいでよ
弱いままでいいよ
両手広げた 子供のように
心 開いて 受けとめて

ちとクサめな気もするんだけど、こういうストレートなやつを照れずに誇らしく歌い上げるのが静流ちゃんなのですなー。ヒロイックな高揚についやられてぐっとクる。

冬の花火 作詞:おおたか静流/作曲:S. C. Foster/編曲:Edison
原曲はフォスターのHard Timesていう曲だそうで、そこに静流ちゃんが作詞。ほのかに鄙びた郷愁を感じさせる、妙に懐かしい印象の歌。

おもいとげねば 作詞・作曲:おおたか静流/編曲:加藤みちあき
短調&刹那的な歌詞で全体に哀切な楽曲のはずなんだけど、リズミカルなアレンジと言葉遊び的なユーモラスが不思議に調子を上げる。サビんとこの「ホイ!」もキいてる。何気なく子どもが歌ってけどよく聴くとヤバい、みたいな、わらべ歌っぽい危うさもあり。クラリネットがまた、チンドン屋さんみたいな哀切を忍ばせる賑やかさ。いろいろとアブナい歌。大好き。

ひいよろ ひょろろ
あほうどり
おもいとげねば
かごのとり

風の中に 作詞:坂田和子/作曲:財津和夫/編曲:林有三
最初の印象は凡庸で薄いと思ったんだけど、何度も聴くうちにじわじわと沁みて、印象が深まってきた楽曲。胡弓がキいてる。

JOURNEY 作詞:おおたか静流/作曲・編曲:加藤みちあき
おおたか静流&加藤みちあきコンビの、didoていうユニットの活動もあるんだけど、この曲は非常にdido的。危うく拮抗するバランスっていうか、なんか妙にスリリング。ベースとアコーディオンが不穏によろめく。歌詞も不穏。

花の街 作詞:江間章子/作曲:団伊玖麿/編曲:岩本正樹
童謡とか唱歌のあどけなさ。ちょっと子どもっぽい気もしなくもないけど。清らか朗らか。

The Voice Is Coming 作詞・作曲:おおたか静流/編曲:福田裕彦
7分超え大曲、このアルバムの白眉。
予感を携えた声が訪れ、光に満ちた未知の空への飛翔を導く、物語のある歌詞世界が、芯の強い、誇らかな歌唱によって、高揚に満ちた雄大なスケールで鮮やかに立ち顕われる。
間奏のとこのアレンジがかっこよくて、エレクトリックギターの兆すような音、高圧高密度で迫ってくるような精緻なコーラス、ドラムもベースもシンセもそれぞれに緊迫感と疾走感を高めながら、後半の熱狂の頂点へと昂ってゆくのが堪らん。


おおたか静流 TWIN PERFECT COLLECTIONは「RP」「RETURN」「RPⅡ」と、3枚のアルバムが一組になった超おトクなパッケージなんすね。まあびっくり。


 


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